「地球温暖化のせいで海水面は上昇する」はウソ

環境に悪影響を与えるといわれている地球温暖化

地球温暖化によって北極や南極の氷が溶けて海水面が上昇し水没してしまう島や国がある、と広く信じられている。

 


しかしこれは本当のことなのだろうか?

 

氷が解けても水面は上昇しない 


例えば北極の氷については北極の氷が溶けて海水面が上昇する事はない。

北極の氷はすべて海の上に浮かぶ氷だが、氷が溶けても水面の高さは変わらない。

一見北極にある巨大な氷山を見るとこの氷山が溶けたら確かに海水面が上昇するように思える。

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しかしここでアルキメデスの原理」を思い出してほしい。

これは浮力の原理である。

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引用:http://www.jsme-fed.org/experiment/2016_2/001ans.html

 

 

簡単に言うと、水は氷になると膨張して体積が増えるが、解けた時膨張した体積が元に戻るだけなので海水面が上昇する事はないのだ。

 

誰もが中学校で勉強する基本的な知識であるのにもかかわらず、この誰もが知ってる「アルキメデスの原理」はすっかりどこかに忘れられてしまい、一部の人間が唱える地球温暖化により氷が溶け、海水面が上昇し、陸地が減少する」と言う説を信じ込まされているのだ。

 

実際にコップに氷を浮かべて水面の位置に印をつけてみて欲しい。氷が溶けても水面の位置は変わらないはずだ。

 

北極はOK、では大陸がある南極は?


では大陸の上に氷がある南極はどうなのだろうか。

 

ある研究報告によると南極の氷がすべて溶けたら海水面は60メートルも上がると言われている。

 

しかし実際には温暖化が進むと南極の氷が解けるどころか増加するのだ。

 

どういうことかと言うと、南極の気温は大体マイナス50度位だ。多少暖かくなったところでこれが0度前後になる事はありえない

 

つまり南極の氷が溶けてしまう事はなく、それどころか周辺の海が温められて蒸発した水は逆に雪となって南極大陸に降り積もる結果になる。

 

溶けてしまう氷の量よりもあらたに降ってくる雪の量のが多い、という結果になるのだ。

 

IPCC (気候変動に関する政府間パネル)の報告でも地球温暖化が進むと南極ではわずかだが海水面が下がる」と言う結論が報告されている。

 

IPCCは、それでも地球温暖化が進むと海面水位が上昇する、と言う報告も出しているのだが、これは「海水の膨張」によるものなのだ。

 

水は温まると膨張して体積が増える。

 

この海水の膨張によって海水面が上がると言うのだが、IPCCのシナリオによると100年で21センチから48センチの幅で上昇すると言うのだ。

 

仮に今後30年として計算してみると、7センチから16センチ海水面が上昇することになるのだが、この上昇がそれほど問題になるとは思えない。なぜなら日々の潮の満ち引きだけでも日本の太平洋側では2メートル位は増減がある。これに比べて30年で10センチ前後の上昇は全く問題にならないものだと考えられる。

 

地球温暖化の海面上昇の影響で沈んでしまう「ツバル」という国

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Tuvalu

 

地球温暖化による海水面の上昇」によって最も危機的な状況で有名なのは「ツバル」という国だ。ツバルは南太平洋のエリス諸島に位置する。このツバルという国が海水に土地を侵食され、何年か後にはツバルと言う国そのものがなくなってしまう可能性がある、ということで地球温暖化による海水面上昇の危機的なシンボルとして扱われることが多い。

 

しかしツバルはもともと珊瑚礁でできた海面スレスレの島であった。第二次世界大戦中にアメリカ軍がツバルに上陸し、滑走路を作るために島の全体を埋め立てたという経緯がある。

 

現在のツバルの浸食・水没はこの埋め立てでできたくぼみからの湧水や、低い土地に人が住むようになったこと、さらに生活排水による汚染などが原因で、砂が激減したことなどが主な原因になっているようなのだ。実際ツバルの気象庁が観測したデータでは、海水面が逆に9センチの低下と言う結果すら出ているのである。

 

地盤沈下による地面の浸水

また海水による侵食と言うのは海水面の高さの変化だけではなく、地盤沈下によっても起きる。水が増えたのではなく地面が沈んでいるのだ。

 

実際地盤沈下が起こっても何も手を施さない国が世界には数多くあり、このツバルやイタリアのベネチアの浸水や、バングラデシュの川に海水が入り込むといった事態は、地盤沈下の対策を施さなかったために起きているのだ。

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もちろん日本にも地盤沈下はあり、大阪の地盤沈下は激しい。年間約20センチ余り沈んでいるのだ。

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※画像はイメージです 引用:https://pushpull.exblog.jp/10292935/

 

しかし日本では国土交通省がこれをチェックして地盤沈下に対応する堤防を建設したり、土地改良などで防御したりしているので、土地の浸水あるいは水没という事態には発展していないのである。

 

地球温暖化による海水面の上昇はウソ


アルキメデスの原理」により北極南極の氷が溶けても海水面の上昇という事態にはならないし、ツバルやベネチアが水没していっているのはそもそも地球温暖化とは全く関係がないのである。

 

地球温暖化による海面上昇は起こらない。

しかもツバルやヴェネツィアなどの水没は地球温暖化とも海面上昇とも関係がない。

 

それにもかかわらず、ツバルやヴェネツィアなどを引き合いに出し、いかにも「地球温暖化は危険だからすぐに対策をしなければならない」と声高に叫ぶ一部の人たちの意図は果たしてどこにあるのだろうか?

 

それはもちろん「地球温暖化対策」をすすめることによって、利益を得ることができる人たちである。

 

今や世界的な一般常識となっている地球温暖化

しかしそこにはやはり「金儲け」がからんでいるのだ。

 

キャッチコピーやスローガンを鵜呑みにするのではなく、自分自身の頭で考え、調べ、それぞれがそれぞれの判断で行動する時代なのだ。

 

しかも事実はインターネット上に転がっている。

 

疑い、考え、調べ、そして自分で判断してほしい。